理学部で学ぶ,「化学」を学ぶ
化学を学ぶ
医薬品,材料,環境,エネルギーなど,化学は科学技術のあらゆる分野で基盤となっています。人類の発展は化学と共に始まり,そして今でも,化学は科学のフロンティアです。化学系の基幹産業は“モノ”がある限り無くならない,いわゆる“地に足のついた”分野です。化学系の製品は企業間取引が多く,皆さんの目に留まる機会は少ないかもしれませんが,今でも日本が世界をリードしている分野でもあります。
理学部で学ぶ
理学部では,真理を追究し,物事の仕組みを理解する術を学びます。この考え方は自然科学,啓蒙主義における土台となります。この先,日本や世界は,劇的に変化していくと予想されますが,その中で自身の立ち位置を守り,時代を生き抜く軸を作ります。そして化学分野では物質とエネルギーの両面を扱いますので,薬学や工学,農学といった他分野に進んでも大いに役立ちます。
社会に還元する
卒業後は,大学で得た知見を活かして社会に還元することになるでしょう。理学部は職業訓練的な学部ではありませんので,卒業後に即戦力となるような教育は志向していません。しかし,科学技術が高度に発展・細分化した現代において,大学で学んだ内容がそのまま使えるということは,理学部に限らずほとんどありません。むしろ応用力が発揮される状況において,理学部の卒業生は優位に立てることが期待されます。
鹿児島で学ぶ
有数の総合大学
鹿児島大学は理系・文系合わせて9学部,10000人近い学生を擁する総合大学です。多様なバックグラウンドを持った仲間と共に学ぶことができます。理学部は理論系,実験系,フィールドワークなど,極めて多様な分野の研究が集積されています。多様性の中で学びましょう!知らないこと、わからないことこそインスピレーションの源です。
市街地に位置するキャンパス
鹿児島市は日本第2の人口(2020年10月1日現在)を誇る「中核市」です。鹿児島大学はその鹿児島市の市街地にキャンパスを有しており,市電・JR(もちろんバスも)のアクセスが良く,繁華街や新幹線ターミナルへ簡単にアクセスできます。近隣には住宅地も多いため飲食店や商業施設にも囲まれており,充実したキャンパスライフを送ることができるでしょう。ここまで恵まれている環境の大学は,実は最近,ずいぶん少なくなってきました。
新型コロナウイルス感染症への対応
鹿児島大学も新型コロナウイルスの影響によってロックダウンが度々施されており,学生が大学で対面講義を受けたり大学の施設を利用できたりする機会は制限されています。しかし幸いなことに,その影響は大都市部と比較して低めで推移しています。この状況が続くことを願います。
もし新入生オリエンテーションや授業に参加・受講できない場合でも,別の日程や方法で新入生オリエンテーションを実施したり、また、授業においても補講授業等を実施して、不利益にならないような措置を行っています。
なおプログラムとしての対応は,「新型コロナウイルス感染症に関する本学の対応」に準じます。