就職について

将来について考える
皆さんのなかで,自分がまだ“何者でもない”ことに不安を覚える人がいるかもしれません。それは,皆さんの多くの年代にとって正しい感覚だと思います。そうした時こそ,大学で実質的な社会的付加価値を身に付けることが必要となってきます。今後,単に大卒の資格があることだけには価値が無くなっていくでしょう。大学で皆さんは,何者かにならなくてはならないのです。
化学者になる
鹿児島大学理学部化学プログラムを卒業したら,皆さんを「化学者の卵」として送り出すことができます。実際のところ、授業や実験に忙しい日々は楽なことではないかもしれませんし,私たちは(当然ながら)学生諸君に世界に通用する高いレベルを要求します。しかしこのことが,皆さん自身の付加価値を高めます。
どんな業種・職種があるのか?
化学物質を扱う業種は広いので,実は業種について考えることはあまり意味がありません。それよりも,どのような業務を担うのか,その職種の方が重要です。「化学者」というと研究開発職をイメージするかもしれませんが,それだけでなく,プラントの保守・管理や生産プロセス設計,製品の物性分析などあらゆる場面で,「化学者」は必要とされます。
また,民間企業だけでなく,自治体には必ず分析部門がありますし,中学・高校の理科教員免許を取得して教員になる学生も少なくありません。

在校生からメッセージ

澄川 琳太郎
生命化学科4年
探究する楽しさを知る
僕は有機化学の研究をしています。有機化学は、知れば知るほど研究の幅と選択肢が増えるので、とても楽しいですよ!みなさんも一緒に化学を楽しみませんか?
※学科と学年は2019年3月現在のものです。
酒匂 美夏
地球環境科学専攻 修士2年
責任と愛着を持って取り組む研究
大学院生の2年間はとても短いですが、任されたイオン液体2-ジエチルエタノールアンモニウムトリフロメタンスルホン酸中でのナノ粒子分散の研究については誰よりも責任と愛着を持っていると言えるようになって修了したいです。
※学科と学年は2019年3月現在のものです。