化学プログラムの特徴

広く・深く学ぶ
大学で学ぶ「化学」は,高校までの内容からスタートしますが,その単なる延長ではなく,現代における化学の最先端まで皆さんを導かなければなりません。そのためには,幅広い分野における,世界レベルの研究者を揃えなければなりません。
鹿児島大学理学部の化学プログラムは12人の教員から組織され,物質化学から生命化学にまたがるバリエーションに富んだカリキュラムを提供することができます。化学分野だけでこれだけの人員を揃えられることは理学部の強みです。
きめ細かな卒業研究指導
研究室での卒業研究は,大学の理系学部におけるハイライトと言って良いでしょう。その過程で,未知のものへの取り組み方や,理論的な姿勢を,教員から直接学んでいくことになります。鹿児島大学理学部化学プログラムでは,教員1人が3人前後の学生に対応しますので,かなりきめ細やかな指導ができることになります。
大学院のススメ
卒業研究では最先端の研究現場に触れることができます。これは世界に伍する研究機関である大学でしか経験できないことです。大学院(博士前期課程,いわゆる修士課程,2年間)に進学することで,その機会が(学部4年生のうちの1年間から)計3年間に拡大します。研究職・技術職をめざすなら,修士や博士の学位の取得が有利です。例年,学生の約半数は大学院に進学します。

講義一覧

基礎教育科目・基礎専門科目(化学プログラム開講)
1年生の間に履修する,理学部共通の科目です。他プログラムからも多くの受講者がいます。
  • 化学概論
  • 無機化学基礎・物理化学基礎
  • 有機化学基礎・生化学基礎
専門科目
化学に関する専門的な内容を扱います。
  • 分析化学(Ⅰ~Ⅲ)
  • 有機化学(Ⅰ~Ⅴ)
  • 無機化学(Ⅰ~Ⅱ)
  • 物理化学(Ⅰ~Ⅱ)
  • 生化学(Ⅰ~Ⅴ)
  • 量子化学(Ⅰ~Ⅱ)
  • 化学英語
実験科目・演習科目
化学プログラムでは,実験に重点を置いています。
  • 総合化学基礎実験
  • 分析化学実験
  • 有機化学実験
  • 物理化学実験
  • 生化学実験
  • 化学演習A・B
  • 化学論文講読A・B(いわゆるゼミ,セミナーです)
  • 化学特別研究A・B(いわゆる卒業研究です)